2017年3月期 通期連結決算の概要について
2017年3月期 通期連結決算の概要について(2017年4月28日)
代表取締役社長の矢田でございます。
■ここ1ヶ月で事業に関連して開示したものを改めてご参照ください。
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■第11期(2017年3月期)連結決算サマリー
売上高 2,397百万円(前期比 122.6%)※対予想 99.6%
営業利益 220百万円(前期比 97.7%)※対予想105.8%
経常利益 211百万円(前期比 100.8%)※対予想106.1%
当期利益 131百万円(前期比 89.6%)※対予想109.8%
総括すれば、売上は増収継続であったものの、利益面はおとなしい年度となりました。一方で、四半期進捗には、継続した増収に加え利益面(経費の先行投下による減益要因)も吸収済みの結果がみてとれるようになりました。
<四半期推移>
<ニュースワイヤー事業>
売上高 1,183百万円(前期比114.4%)
-リリース配信(配信実績) 16,617件(前期比 118.5%)
-リリース配信(未使用残高) 7,921枚(前期末比144.0%)
-クリッピング案件数 10,550件(前期比 106.5%)
増収を継続しながらも更なる営業力強化の為、期首(正確には前期末から)人員投下を積極的にしてまいりました。結果として、先行指標となるプレスリリース配信の未使用チケットの残高の増加に大きく寄与させることができました。一方で、この判断が利益面を押し下げる要因となったのも事実であります。現段階においては販売した未使用チケットが利用へ促進され売上貢献してくる流れがみてとれるようになり、それに伴い収益面が上昇傾向となっております。なお、参考として3月単月で過去最高を大きく更新する推移ができており、締めとなる年度末に相応しい成績で終えることができています。
<インキュベーション事業>
売上高 1,020百万円(前期比110.9%)
-稼働席累計(国内) 9,918席(前期比 125.3%)
-稼働席累計(海外) 9,294席(前期比 106.6%)
はじめての海外事業者M&A(タイ拠点)による拠点展開をいたしました。小規模ながらも運営当初は営業赤字からスタートし、当社のマーケティング活動と営業指導が効果をだし、着実に営業成績を好転させ収益事業化するという小さいながらも海外M&Aにおける価値ある実績ができました。この実績は海外におけるM&A手法を活用できる大いなる自信となりました。
国内においては積極的な営業力を背景としながら、グレードを高めたオフィス設営の商品開発コンセプトを変えていくことで、その稼働席に加えて単価上昇をはかることができたこともあり、事業規模として大きく成長を牽引することができました。なお、同事業も3月単月で過去最高を大きく更新する推移ができており、締めとなる年度末に相応しい成績で終えることができています。
■第12期(2018年3月期)連結業績予想
売上高 2,650百万円(前期比 110.5%)
営業利益 270百万円(前期比 122.2%)
経常利益 260百万円(前期比 122.8%)
当期利益 170百万円(前期比 129.0%)
着実な継続増収に加え、販管費率を意識しながらの運営により、前述した全社連結業績の四半期推移が延長して推移していくことが、同予想の源泉材料としております。
今年度の事業開発(商品開発)のテーマとしては、ビッグデータ活用を念頭にいれています。ニュースワイヤー事業では過去10年余のプレスリリース原稿と校正履歴、またクリッピングによる記事履歴を保有しております。前年度に買収したクラウド翻訳事業のトランスマート株式会社においても、下半期のサービス改編でようやく成長指標が見えてきている最中ではありますが、その業歴から大量の翻訳データを保有していることもあります。
システムにおいては、高速・安定・セキュアが標準的な保守要件となっていますが、これに加えて「自己学習化」が業界標準になる時代がいずれくるのでしょう。ビッグデータというオフバランス資産をアドバンテージとした商品開発により、当社事業に対して非連続な成長軸をローンチしてまいりたいと考えております。
投資家の皆様におかれましては引き続きのご支援のほどよろしくお願いいたします。
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