株主・投資家の皆様へ
代表取締役社長 矢田 峰之 付加価値を追求し、企業価値の向上に努めてまいります。

2026年3月期2Q決算(中間決算)の概要 (2025年11月14日)

代表取締役社長の矢田でございます。

2026年3月期 第2四半期の決算概要をご報告いたします。
当期は「売上・利益ともに高成長を実現」した四半期となり、主要事業が力強く拡大しました。とりわけ2Q単独では、コア事業売上が前年同期比+27%、営業利益は前四半期比で約2倍と大幅な伸びを示し、成長軌道が一段と鮮明になりました。

■業績ハイライト( 決算説明資料決算短信

FY25 2Q 業績ハイライトの図表

2Q累計では+19%、2Q単独では+27%の高成長まで伸ばすことができ、売上・利益ともに計画を上回る進捗をしています。特にインフルエンサーPRを中心とするデジタルPR領域が牽引し、当社の中核事業としての存在感がさらに高まり、構造的な収益体質への転換が進んでおります。


インフルエンサーPR(Find Model、iHack)の四半期トピックス



■事業別トピックス


デジタルPR|インフルエンサーPR(Find Model、iHack)

• 当社の成長ドライバーであるインフルエンサーPR事業は、Find Model単体で+57%とオーガニックに高成長を継続。さらに、9月より連結したiHack社も同様に高成長企業であり、まさに「高成長事業が、高成長企業をM&Aする」という構図となりました。
• 両事業の統合により、美容・K-beauty分野を中心とした事業領域が拡張し、総合代理店や大手広告主を中心に案件単価も上昇を期待でき、ソーシャルワイヤー全体の中で35~40%を占める主要事業ポートフォリオへと成長しております。
• 3Q以降はiHackのフル連結効果も加わり、年間を通じた売上・利益のさらなる伸長を見込んでいます。


リリース配信(アットプレス)の四半期トピックス

クリッピング(@クリッピング)およびClip Masterの四半期トピックス


デジタルPR|リリース配信(アットプレス)

• リリース配信事業は底打ちからの回復基調を継続しています。
• システム改修とブランド統合(@Press×NEWSCAST)により、SEO効果の改善とPV数の増加が顕著となりました。
• 主要メディアとの連携も拡大し、記事掲載効果や露出価値の向上(提供付加価値の最大化)を図っています。



メディアリスニング|クリッピング(@クリッピング)

• 大手・官公省庁を中心とした安定稼働を継続しています。
• 新たにSNSリスニング機能「Clip Master」を正式リリースし、マスメディアとSNSを横断的に分析できる“ハイブリッドクリッピング”として進化しました。
• 外資系ツールに対する競争優位性を強化し、データプロバイダーとしてのポジショニングを明確化しながら、シェア拡大を目指します。


メディアリスニング|リスクチェック(RISK EYES)

• リスクチェック事業は+29%の増収となり、低解約率(0.5%未満)を背景に顧客基盤が順調に拡大しています。
• フルリニューアルしたUI/UXにより、検索精度向上・ノイズ除外・一括検索機能などを実装し、取引先審査プラットフォームとしての進化を遂げました。
• 今後も、データとAIを活用した機能拡充により、企業のリスクマネジメントを支える基盤サービスとしての価値向上を図ってまいります。


■通期業績予想の上方修正通期業績予想の上方修正リリース

主要事業の好調とM&A効果を反映し、通期業績予想を上方修正いたしました。

リスクチェック(RISK EYES)の四半期トピックス

売上・営業・経常・純利益のすべてにおいて上方修正し、黒字体質を確立した上でグロース投資を加速させております。中期ターゲットに向け、「利益も伴う成長フェーズ」への転換点と位置づけられるような進捗であります。


■中期成長への展望と見通し

中期ターゲットとして掲げる「売上50億円・営業利益8億円」に向け、その初年度として「トップラインのグロース基盤構築」に注力しております。この半年で高成長の芽が明確に立ち上がり、当初描いた成長シナリオを着実に進行しております。また、より確実なものとするためにも、AI・M&A推進も引き続き取り組んでまいります。 また、投資家インタビューの中ででたご意見をもらったことが契機となり、このタイミングで役職員持株会を設立することにしました。役職員利益と株主利益が少しでも合致するような動きを中期的にできればよいなと思うとともに、成長期になることもありよきタイミングと思っている次第です。

(持株会設立リリース


中期方針:定量ターゲットとロードマップ(2Q時点)



インフルエンサーPR・リリース配信・メディアリスニングの各領域で、お客様の情報発信をより効果的に支援するためのテクノロジー開発と事業基盤強化を続けてまいります。

「全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ」というビジョンの実現に向け、社員一同、引き続き邁進してまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。