反社チェックツール(リスクアイズ)の成長加速について

反社チェックツール(リスクアイズ)の成長加速について(2021年11月30日)

 

 代表取締役社長の矢田でございます。

 

 先日、反社チェック専用ツール「RISK EYES(リスクアイズ)」がエン・ジャパン社のリファレンスチェックサービス「ASHIATO」にAPI採用されたことをリリースいたしました。


■リスクアイズについて

 7年前にクリッピングサービスを強化し始め、4年前に同サービスのスピンオフ商品として取引先の反社チェックルーツの『RISKEYES(リスクアイズ)』を開始いたしました。某芸能事務所の闇営業事案で「反社」がバズワードになったのも記憶に新しいところではありますが、B-B取引企業の中堅大手企業や上場準備企業を中心に、取引業務フローに根付くツールとして、着実に取引先を増やし、広くご利用頂くようになってまいりました。

 更に、リスクアイズをフックとして、媒体調査(本来のクリッピングサービス)においても反社チェック案件が増加している効果もあり、当社開示においてはクリッピングサービスとしてすべて内包開示しておりますが、この機会にリスクアイズ単体での業態推移がわかるようなものをポストします。



■利用社数の推移(月次4年スケール)

※案件数は、WEB媒体のみではなく、紙媒体もあわせ提供を推奨しており、この場合に2案件としてカウントしております。なお、お陰様でほとんどの利用企業様にリアルとネットの2系統の対象媒体をご利用頂いております。 ※IR開示資料を考慮し、上グラフには具体的な社数や案件数スケールを伏しておりますが、現時点においてクリッピングサービスの成長要因の牽引要素となる水準に育ってきております。


 PRイベントの中止などの影響で、掲載調査としてのクリッピングサービスが打撃をうけたこともあり、FY21より同部内の営業体制をリスクアイズ顧客獲得リソースへ一気にシフト致しました。もとより、業務フローに根付いたツールということもありスイッチングコストが高く、顧客ストック性はかなり強い商材ということもあり、新規獲得に傾注したことで、FY21の成長加速要因となっております。



■コロナ禍の出口からみるB-B市場

 第5波の終焉から行動制限解除が徐々に進行され、イベントや飲食等で行動制限について概ね解除されてきたのではないでしょうか。また、テレワーク7割ノルマも11月半ばに解禁され、都内主要エリアではスーツ姿のビジネスマンの姿が増えてきたことを感じています。一般論としてB-B市場は、B-C市場の後追いで回復とされるものであり、最悪期は脱したとはいえ、しばし耐える時期を捉えながらも体制補充を段階的に進行させているところであります。巷ではオミクロン株というものに水をさされぬよう経済環境回復が進行することを願うばかりであります。


●デジタルPRセグメント

 前述したリスクアイズをはじめ、アットプレス、ニュースキャストといったツール系商材は堅調な推移をしている反面、クリッピングやインフルエンサーのようなイベントやキャンペーンにマッチさせたソリューション商材はまだ様子見相場(年初にむけた準備検討段階が多い)ようにも感じているところです。

●シェアオフィスセグメント

 最悪期は耐えきり、この1~2ヶ月は利用内覧数の復調具合を感じているところです。特にテレワーク7割ノルマの解除により、会議室利用などにも復調具合がではじめている状況であります。



 以上、成長プロダクトのご報告ならびに近況報告となります。
 投資家の皆様におかれましては引き続きのご支援のほどよろしくお願いいたします。