主要事業(リリース配信サービス)のKPIについて

主要事業(リリース配信サービス)のKPIの読み方について(2016年09月28日)

 

 

 代表取締役社長の矢田でございます。

 

■ここ1ヶ月で事業に関連して開示したものを改めてご参照ください。

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■主要事業(リリース配信サービス)のKPIの読み方について

 当社で最も利益率の高いサービスであるプレスリリース配信代行サービス「@Press(アットプレス)」ですが、現在においての主たるメニューとしては【従量配信プラン】となっています。今回は、プレスリリース配信サービスのKPIの見方について、投資家の皆様にお伝えしておきたいと思います。

 

(1)KPI(その1) … 『プレスリリース配信数』

 

【売上高】=【プレスリリース配信数】×【単価】

 

※従量配信プランの配信数をさしています。これ以外にも定額配信プラン、海外配信プラン、その他オプション等によって総売上高に変動を及ぼしますが、主要なメインプランのみをここでは説明しております。

 

 プレスリリース配信数、正確にいうと、『主要プランである従量配信プランの配信数(配信完了ベース)』を、現行指標(売上高に直結する管理指標)として開示していることで、投資家の方々に『現在の売上高』のイメージを把握いただきたいと思っております。

 

 

(2)KPI(その2) … 『未使用チケット残数(残高)』

従量配信プランである以上、1配信**円という構成になりますが、当社ではストック性を追求する為に、前払いチケットと呼ばれる回数券(有効期限付き)をセールスしています。多くのチケットを事前購入頂ければ1配信単価がディスカウントされていくものです。顧客にとっては、事前に複数枚購入する方が、広報PRの継続性・経済合理性を兼ねた利用方法となるのは言うまでもありません。

 

 『チケットを購入いただいたにも関わらず、まだ使っていない分の未利用状態のチケット枚数』というのが、向こう1年以内にKPI(その1)に説明した【プレスリリース配信数】として売上高に計上される潜在的な配信数として把握することができます。前述したプレスリリース配信数が『現行指標』であることに対して、この未使用チケット残高は『先行指標』となります。

 

 ただ、チケット事前購入から配信を実施する顧客比率(1配信毎、定価でご利用いただく顧客ももちろん一定割合います)が急激に増えていた経過があったため、未利用チケット残高推移が、将来売上高の推移イメージと近似するとも限らない(あくまで十分条件にすぎない)という状況であった為、積極的な開示をしておりませんでした。しかしながら、ここ1~2年のモニタリングにより、比率に急激な変動がなくなり安定してきたこともあり、四半期単位の説明資料に続き、毎月この未使用チケット残高を今後はホームページで開示していこうかと考えております。

 

 そして、この『未使用チケット残高』こそが、同サービスの成長指標そのものであります。この先行指標(将来の売上高に直結する管理指標)として開示していくことで、投資家の方々に『将来1年間の売上高』のイメージを把握いただきたいと思っております。

 

 

(3)従量配信プランのKPIまとめ

項目 KPI 単位 把握できる内容

現行

指標

プレスリリース配信数

(毎月更新開示)
配信 現在の売上高が「順調推移」「鈍化推移」「ピークアウト推移」というイメージ感。

先行

指標

未使用チケット残高

(毎月更新開示を準備中)
配信 将来1年間の売上高が「順調推移」「鈍化推移」「ピークアウト推移」というイメージ感。

 

(4)参考…月次推移(先月まで分)

 Q1説明資料内グラフを月次分解し7~8月分を加えております。ホームページで開示する際には、四半期グラフになるかと存じますが、あくまで速報値の積み重ねとしてこのような推移となっています。

 

 過去を振り返ると、惰性で伸びていた時期を超えて鈍化しはじめてから、組織営業に一気に力を注ぎ、先行指標の成長が加速してきています。今となっては、営業現場がかなり息巻いている雰囲気ですので、まだまだ勢いは継続していくのではないかと考えております。

無題

※開示しているKPIは速報値を更新しているものであり、監査済のものではありませんのでその点はご承知おきください。