GET50にむけての進展について

GET50にむけての進展について(2018年2月28日)

 

 

 代表取締役社長の矢田でございます。

 

■ここ1ヶ月で事業に関連して開示したものを改めてご参照ください。

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■はじめに「GET50」とは

 株式公開した際に5ヵ年度をもってこのレベルの規模にしてまいりますと表明したターゲットであります。

 

・FY15(株式公開年度)
⇒実  績:売上19.5億円 営業利益2.2億円
・FY17(2カ年度経過…現在です)
⇒業績予想:売上27.8億円 営業利益3.5億円
・FY18(3ヵ年度経過…来年度です)
⇒来年度は本ターゲットに対して「中盤戦」ということになります。

 

 

 アベノミクス相場といわれるマーケット活況環境のおかげ(?)か、今期の1Q以降の決算発表後には平均して20~40社(半分くらいは新規)程度の証券アナリストや機関投資家からIRインタビュー等をいただけるようになっている模様です。当社のIR責任者が個別対応させていただいておりますが、開示内容を超えた具体的事象を言及することはできません。一方、中期的な方向性については、すでに表明している「GET50」への道筋を聞かれることがあるようです。あらためて、お伝えできる範囲にてご説明させてていただきたいとおもいます。

 

■進捗としては概ね想定とおり

 公開直後の「GET50」表明時点から「既存事業の顧客ストック性を追求した持続的成長」が全ての基礎的な思想であり、いかなるサービスをするにしてもこの思想は譲れない部分であります。したがって、その基盤を現在も運用できているのは、当初の想定とおりの進捗といえます。なお、後半にかけて段階的に効果がでてくればとふんでいた「利益率」が、意外と早く顕在化してきたというのは、株式公開時の想定より多少上ブレしているとも言えます。

 余談ですが、AI効果というのはホントにスゴイものだと改めて実感するとともに、特定部門における利益率好転の結果は、早いスピードで他部門への刺激として伝わり、これを意識するカルチャーがマネジメント層に一気に浸透するという組織力学が発生しました。現状、当社において「生産性」や「利益率」は、社長が陣頭指揮するものではなく各部門のマネジメント層が自律的に考慮されるような運用になってきており、他部門でも何らかの効率化が進捗していくのではないかと期待できる内部環境になっています。

 

■進展の見通しや準備は?

 既存事業があと3カ年持続成長するとしても、「GET50」にはやや足りないスケールです。だからこそ、M&A活用していくことを表明している次第であります。なお、ここでいうM&Aは、既存事業の補完や充足するM&Aは含んでいません。あくまで隣接マーケットをベースとした新たな領域への参入を意味するM&Aを指しています。

 中期ターゲットを超えるための、新領域向けのM&Aの基礎準備を進めていくフェイズとして、規模や領域等はなかなかこの場で言及はできませんが、財務的な準備は着々とすすめております。前回の3Qで資産流動化をしましたが、それもその一環です。既存事業のすべてがその単独営業CFレベルで投資額がまかなえるようになればますます財務基盤が厚くなります。あわせて既存事業内においても新プロダクト創出と育成を手がけていき外部連携の機会創出をしてまいります。

 

 以上、抽象論もふくまれてしまいますが、来年度という「GET50」への道筋の中盤は、後半戦に向けての基盤強化するタイミングにしてまいりたいと考えております。