FY17振り返りとFY18意識していくこと

FY17振り返りとFY18意識していくこと(2018年3月30日)

 

 

 代表取締役社長の矢田でございます。

 

 FY17(2018年3月期)も最終営業日を無事に過ごせていることにつき、取引各社・株主の皆様に役職員を代表しまして御礼申し上げます。昨年もこの場で記載しましたが、定性的な部分についての振り返りとFY18の意識していく点をお伝えしたいと思います。

 

■ここ1ヶ月で事業に関連して開示したものを改めてご参照ください。

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[参照リンク]:@Press、イベント集客サービス「everevo(イベレボ)」事業譲受手続き完了
[参照リンク]:CROSSCOOP、タイ・バンコクのレンタルオフィスが2018年5月に増床決定

 

 

■FY17の振り返り ※定性面のみ

 1年前に事前表明している内容はこちら「FY16振り返りとFY17意識していくこと」です。それらに沿って振り返りとして考察していきたいと思います。

 

<商品開発面>
隣接マーケットを意識した商品開発/ビッグデータ解析と自己学習機能フル活用した商品開発

●インフルエンサーマーケ領域(お試し商品の体験サイト「asagake(アサガケ)」)を開始しました。プロダクトの方向性は指し示せたものの、業績インパクトまではそう簡単には育つこともなく、まだはじまったばかりというのが率直なところです。とはいえ、この方向性は持続的に追求してまいります。

●取引先チェックサービス(取引先チェックサービス「RISK EYES」)を開始しました。PR広報部門向けのクリッピング事業における運営ノウハウと事業資産を活用し、新たに総務・法務向けの取引先確認サービスとして商品開発しました。

●AI型翻訳ツールの提供(学習型オンライン翻訳支援ツール「トランスゲート」)を開始しました。2年前に子会社化したクラウドソーシング翻訳トランスマートはおかげさまで黒字化し、過去最高水準を持続的に更新していくモードにはいりつつあります。次はこのツールの利用者拡大に努めてまいります。

 

<事業運営面>
顧客数増加/労働生産性の向上/営業利益率の向上

●アットプレスにおいて、外部連携キャンペーンを積極的に実施しました。一定効果は得られたものの「爆発的」とまでは至らず、個人的には物足りなさを感じています。顧客数増加は永続的なテーマですので、別のアプローチをもってしても顧客増加活動に継続的に向き合ってまいります。

●AI技術活用のツール開発と導入、全従業員への生産性向上の方針浸透を併行して行うことで、生産性が急向上いたしました。定量的にも定性的にも成果を出すことができました。

●生産性の急向上はリソース分配が再定義されることになり、結果として、トップラインを拡大しながら、利益率も大幅に向上いたしました。今後も、内部組織として自走的に生産性向上と営業利益率の高まりは緩やかに持続していくのではないかと考えております。

 

<総括>

 事前表明していた内容を網羅的に実行してきたことで、定量的には(開示済の業績予想にあるとおり)最高売上、最高利益、利益率向上で進捗する見通しであることは、一定の成果をだした手応えがあります。一方で、個別アウトプットが「満足」「物足りない」「話にならない」が混在しているのが個人的所感の率直なところであり、これらを持ち越し材料としながらも、FY18へ新たな意識事項を定義していこうと考えています。

 

 

■FY18の意識事項 ※定性面のみ

詳細には言及しづらい部分ではありますが、FY18に主に意識する要件としては、

<商品開発>
・隣接マーケットへの商品開発をさらに積極的にしていきます

<事業運営>
・顧客数の増加をさらに積極的にしていきます
・成長率を意識した投資を意識していきます

 

 利益率は内部運営文化によって向上していく手応えがあります。ぼくは、物足りないアウトプット要件を積極的に持ち越していくとともに、成長率への意識をむけていきたいと考えております。既に新年度に足をつっこんでいる気持ちではありますが、事務方では決算手続きや株主総会準備などバタつく時期がはじまります。例年通り5月には決算説明等の機会も設ける予定でありますので、その際には具体的な数字とともに、深掘りしたご説明ができるようにしておきたいと思います。

 

 皆様におかれましては、FY18も引き続きのご支援のほどお願いいたします。