2026年3月期1Q決算の概要 (2025年08月12日)
代表取締役社長の矢田でございます。
2026年3月期 第1四半期の決算概要をご報告いたします。
コア事業のオーガニック成長が着実に回復基調へ転じ、黒字体質を維持しながらも、次のグロース成長への布石を進めた四半期となりました。
• 連結売上高 7.00億円(通期予想に対する進捗率 22.6%)
• コア事業のオーガニック成長率はYoY+11%へ上積み(回復基調の進行)
• 営業利益 1,700万円、経常利益 2,400万円、当期純利益 2,000万円(黒字維持)
コア事業は、インフルエンサーPRを中心に成長を積み上げ(YoY:+32%)、営業黒字の進行を定着させております。一方で、グロースを最優先し、営業経費およびテック体制強化のための採用等に先行投資を継続しました。また、インフルエンサーPRの構成比が高まったことで、下期偏重傾向も進行しておりますが、昨年度の傾向と同じく、想定どおりの堅調な推移であると考察しています。また、通期計画に対しては、売上は概ね計画レンジ、利益は投資先行を織り込みつつ進捗しています。
■事業別トピックス
デジタルPR|インフルエンサーPR(Find Model)
• 売上はYoY+32%。受注額は前年比1.5倍水準で推移し、高単価案件の獲得により成長をけん引しています。
• 2025年4月より月額5万円の定額制プラットフォーム「Find Model サークル」を開始し、スモール〜ミッドレンジの需要開拓を加速しています。
• 当社の主力事業へ成長させるために、さらにグロース進行を積極化していく体制を整えてまいります。
デジタルPR|リリース配信(アットプレス)
• 売上成長率は▲10%→0%へ。物足りない成績にみえますが、システム改修に傾注しながら適宜アップデートを重ね、利用者の底打ちと増加が確認できております。
• システム改修・プロダクト改善により段階的な回復基調です。
メディアリスニング|クリッピング(@クリッピング)
• 大手・官公省庁向けの安定稼働をベースに、SNSリスニングの実装準備を進めています。
• 売上成長率は▲4%→+2%へと回復基調ともいえますが、リスニング機能のローンチをもってして、BPO系サービスからデータプロバイダーへの転換と、AIによる業務改善による利益率の変革という大胆なピボットに向き合っている最中であります。
メディアリスニング|リスクチェック(RISK EYES)
• 低解約率を背景に顧客基盤が順当に拡大中です。売上成長率は+55%→+19%と鈍化にみえておりますが、一括検索等の納期のズレなどの影響もあり、やや物足りない水準で進行したと考察しています。
• UI/UXを全面刷新し、承認ワークフローや行政処分リアルタイム検索、AI判定で最大95%ノイズ除外などを実装いたしました。
■中期の方向性
当社は「PR業界で最もテクノロジー優位な企業」をめざし、コア事業売上50億円(GET50)、営業利益8億円をFY27の定量ターゲットとしております。また、これを後押しする経営活動として、AI活用による大胆な業務改善による利益率改善と、FY25~26にかけM&Aを2-3件程度の実行を目標として検討を進めてまいります。
■ FY25今期の優先事項
●グロース成長投資:テック体制強化、プロダクト提供価値向上、M&A
●データ×AIの積極活用:SNSリスニング実装
以上、四半期の補足説明となれば幸いです。
「全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ」というビジョンの実現に向け、社員一同、一層邁進してまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。